1986

1986年生まれの筆者が綴る日々のエッセイ。「くだらなー!」と笑ってもらえたら幸いです。

控えめに言ってこの世の地獄

コロナ禍が終息し、ほっとしていた平和な9月。

それはある日突然やってきた。

家族全員インフルエンザ発症。

 

月曜日に長男(小2)が発熱、39℃。

火曜日に末娘(年中クラス)が発熱、39℃。

熱で苦しむ弟妹に対して「好き嫌いばっかりするからでしょ」と高みの見物的態度を取っていた長女(小4)も、水曜日に発熱。39℃。

水曜日の段階で、熱がないのは夫と私の2人だけ。。

いずれ自分達も、とは思いつつ、「ここで大人が倒れるわけにはいかない!」と思い、それぞれすぐに病院に連れて行き、在宅勤務を利用しつつ、子供たちの看護にあたる。

しかし、これは本当の地獄ではなかった。

はっきり言って、ぐったりした子どもを、熱がない大人が看護するなんて、全然地獄ではないのだ。

 

本当の地獄はここからだ。

木曜日、夫が発熱。40℃。私も発熱、39℃。

そして‥恐ろしいことに(有難いことに)、長男と末娘が熱が下がり、元気になってしまった‥!!

40℃の熱がある主人に比べたら、38℃の熱の私の方が、比較的健康な気がしてしまって(冷静に考えたら38℃ある時点で「健康」から遠くかけ離れた場所にいる)、38℃の私が子供たちの食事を作り、投薬し、静かにしているよう言い付け、(小2男子と年中の娘が聞くわけがない)彼らの世話をするという、これが本当の地獄だ。

 

死ぬかと思った。